何年か前の夏に富士山を登った時の事です。
私は御来光を拝もうと単独で夜中に登っていました。
休憩中の別の登山パーティーを追い抜いている最中、そのパーティーのガイドさんが引率者に言っていた言葉がたまたま耳に入ってきました。
疲れている人に大丈夫ですか？と聞くと相手は気を遣って大丈夫ですと応えてしまうので大丈夫ですかではなく膝は痛くないですかとか疲れてないですかとか別の言葉を使った方が良い、という事でした。

確かに言われてみるとその通りだと思いました。
私も大丈夫ですか？と聞かれるとつい反射的に大丈夫です、と応えてしまいます。
相手を気遣う言葉にも言い方があるのだなと勉強になりました。

去年はコロナで山小屋が開かれず富士山へは行きませんでしたが、今年は登れると良いなと思います。